仏壇で大事なのはサイズ!サイズ選びのコツをお教えします

仏壇を設置する時に大切なことは、設置するところにきちんと収めることです。そのためには、設置するところのサイズに適合するものを選ぶことです。

仏壇を設置する時に大切なことは、設置するところにきちんと収めることです。そのためには、設置するところのサイズに適合するものを選ぶことです。

本記事では、きちんと仏壇を購入するために必要なサイズ表記について詳しく解説しています。サイズ表記の注意点を理解したうえで、仏壇をお買い求めください。

仏壇のサイズは号で表記されるケースがある

仏壇を購入する時に最も重要なのがサイズです。仏壇店で購入する時にはメートル法でサイズ表記をしていますので、サイズが分からないという心配は御無用です。縦・横・奥行のサイズが「○○cm」と記載されているので、それを確かめることで大体の仏壇の大きさを把握できます。

しかし仏壇店によっては、尺貫法をベースにした号で表記されることがあるのです。尺貫法は明治時代以前に使用されていた長さや面積の単位で、1寸が約3cm、1尺が約30cmに相当します。号は仏壇のサイズを示すのに使用され、1号は1寸と同じ約3cmに相当します。

号表記は仏壇のサイズをすぐに把握できるという意味で、知っておいて損はありません。たとえば20号は「20×3=60cm」、24号は「24×3=72cm」というように、簡単な計算をすることですぐにサイズを把握できます。

仏壇店によりサイズの表記方法はまちまちである

仏壇を購入する時は、サイズ表記を参考にするのではないでしょうか。サイズはどの仏壇店でも高さ・幅・奥行に対してセンチで記載されるので、心配しないでください。

ただし実際にパンフレットや見た目の表記では、号が使われていたりします。号は表記が短くて済むので、パッと見た時に分かりやすい側面があります。号表記に慣れることで、ある程度選ぶべき高さの目安が付けやすくなるのです。

仏壇のサイズ表記は閉じた状態で記載される

仏壇店で展示されている状態の仏壇は、常に扉が開かれている状態です。そのため、仏壇を設置する時は、当然扉が開かれた状態を想定しておくことが求められます。

しかし仏壇のサイズ表記は開いた状態とは異なる点に注意を要します。とくに幅のサイズは、閉じた状態と開いた状態で異なるのです。幅のサイズを考える時には、開いた状態を加味する必要が出てきます。

上置き仏壇は高さが1m未満のものがほとんどである

上置き仏壇はタンスや棚など上部に設置するための仏壇で、基本的に床の下に設置することはありません。正座している際に仏壇の御本尊を見下ろす視線は御法度ということで、上置き仏壇は必ず正座している視線よりも上に設置します。上部に設置する場合は幅と奥行のスペースをしっかりと取って、地震などで仏壇が落下しないように注意してください。

上置き仏壇は、一般的に高さが記載された号表記とセンチ表記を併記していることが多いでしょう。上置き仏壇は台置き仏壇に比べて小さく、一般的に高さが1m未満のものが大多数なので、置く場所のサイズを確認してから購入してください。

台置き仏壇は床に置く大きなサイズである

一般的な仏壇を想起されるのは台置き仏壇ではないでしょうか。台置き仏壇は、引き出しなど収納できる台の上に設置する仏壇で、台とセットになっているものです。上置き仏壇に比べると、台置き仏壇は比較的大きめのサイズになるので、ある程度の設置スペースを確保する必要があるでしょう。

台置き仏壇のサイズ表記の多くは、高さと幅を号表記するものと、高さと幅と奥行をセンチ表記したものを併記しています。高さと幅を号表記する方法は、「45号-18号」や「45-18号」で記載されます。この場合は高さが約135cmで、幅が約54cmを示します。

仏壇に一般的なサイズは存在しない

仏壇は目安に該当する一般的なサイズが存在しません。仏壇を設置する場所の間取りがそれぞれの家で異なるため、仏壇の一般的なサイズを一律で決められないという側面があります。

たとえば16号の上置き仏壇の場合、高さは48cmですが、幅と奥行は仏壇により異なる可能性があります。ある仏壇では高さ48cm・幅34cm・奥行28cmであっても、別の仏壇では幅と奥行きのサイズが違うことが考えられるでしょう。

号数はあくまで高さの目安に過ぎないので、幅と奥行はセンチで表記されている実際のサイズを確認してください。設置する場所のサイズに応じて、必要となる仏壇を購入する必要があります。

サイズを決める時は扉を開いたときの幅を考慮しよう

仏壇のサイズは扉を閉じた時のものを表記しています。ただ自宅で実際に設置した時は、扉を閉じたままにせず開けた状態にするはずです。仏様にお参りする時は扉を開けるので、仏壇を購入する際は扉を開いた時を常に考慮する必要があります。

仏壇は原則2枚扉になっており、それが左右に開くようになっています。それぞれの扉は二つ折りなので、それを広げるとそれぞれ1/4開くわけです。そのため、扉を開いたときの幅は、「サイズ表記された幅×1.5」に相当します。たとえば幅のサイズ表記が30cmならば、実際にはその1.5倍の45cm必要になるという計算が成り立ちます。

仏壇のサイズをどのように把握すればよいのか?

仏壇を購入する時にはそのサイズを決める必要があります。サイズが合っていない時は、仏壇を置けなくなるので、そのような事態を防ぐことが肝心です。ここでは仏壇のサイズをどのように把握するのかについて順番に紹介していきます。

仏壇を配置する場所を決める

まずやることは仏壇を設置する場所を決めることです。設置する場所はとくに決まりがありませんが、直射日光が当たらず風通しの良い場所が望ましいでしょう。

設置する場所でベストなのは仏間や床の間です。これらの場所以外で良い場所は、居間やリビングになります。最近の仏壇は和洋どちらでも設置できるようなデザインが施されているので、洋室でも違和感が無いようになっています。

該当する場所のサイズを確認する

設置する場所が決まれば、次はその場所のサイズを測ることになります。サイズは高さ・幅・奥行の3カ所をメジャーで正確に測るようにしてください。設置する場所のサイズを正確に測らないと、購入していざ設置する時に大変なことになるので、十分に注意してください。

仏壇の幅については扉が閉じている状態ではなく、開いている状態を想定した上でサイズを測ります。仏壇店のサイズ表記は閉じている状態で記載されているので、それを想定した場合は扉が開かないことにもなりかねません。幅のサイズはギリギリではなく、多少スペースに余裕を持っておいてください。

位牌などの仏具のことも考慮する

仏壇と共に仏具を購入する時は、仏具が仏壇に適合しないことは起こりにくいのです。それは仏壇を購入した際に、それに合わせて仏具を購入するからです。

先祖から位牌などを受け継いだものをそのまま使う時は、そのサイズも考慮に入れて仏壇を決めます。受け継いだ位牌と仏壇内部の幅と奥行が異なっている場合は、位牌を飾れなくなります。位牌は簡単に取り換えられないので、位牌のサイズと適合する点も同時に考慮してください。

まとめ

仏壇を購入する時に、サイズを考慮することが何よりも求められます。サイズの表記はセンチで表記されているので、お客様にとって分かりやすいと言えます。しかしサイズの表記方法は仏壇店によってまちまちなので、仏壇の実際のサイズをよく確認するようにしてください。

仏壇を購入する際は、「仏壇のふるさわ」までご来店ください。実際に店舗に赴いてサイズを確認しながら購入すれば、間違ってサイズ違いの仏壇を購入することを防げるでしょう。購入する仏壇のサイズがよく分からない時は、いつでも当店のスタッフにご相談ください。