仏壇を買う時期は四十九日が良い?ベストなタイミングとは

仏壇を買う時期は四十九日が良い?ベストなタイミングとは

仏壇を買う時期は、昔と今では考え方が違うせいもあり、どのタイミングがベストなのかがわかりにくいでしょう。そんな時には、目安となる時期を知っておくと便利です。本来仏壇を買う時期には決まりはありませんが、一般的な時期の目安はあります。もし購入時期で迷ったら、四十九日などの時期を選んでおきましょう。

仏壇を買う時期の目安はいつ頃?

仏壇というと、身内に不幸が起きてから買うものと思っている方も多いでしょうが、本来どの時期に買っても問題はありません。昔の言い伝えでは「不幸が起きる前に買うのは罰当たり」や「閏年に仏壇を買うのは不吉でよくない」など言われたこともありましたが、まったくもって迷信です。

仏壇を買う時期の目安はあるものの、とくに決まった時期はありません。不謹慎に聞こえるかもしれませんが「臨時収入があったから、仏壇を買おう。」でも問題はないでしょう。ただ、仏壇を買うのは何かしら理由があることも多く、きっかけが何かでも買う時期は変わります。

①四十九日が終わるまでに

身近に不幸があった場合、仏壇がないと位牌を安置する場所がないのは困ります。そのため、仏壇を買う時期の目安として、四十九日が終わる前にというパターンが多いでしょう。四十九日は亡くなった人が仏様に代わるタイミングなので、買う時期としても一般的。ただ、一周忌が終わってからという方も多く、買う時期の目安は不幸があってからというタイプが一番多いでしょう。

②引っ越しする時

引っ越しや新築で家を建てた時、自分たちだけでなく、仏様にも新しい家で過ごしてほしいとの考えから、仏壇を買われる方もいます。もし引っ越しや新築の話がまとまったら、仏壇は引っ越す前に買うようにしましょう。仏壇は意外と場所をとる家具でもあるので、引っ越してから買うと、肝心の置く場所がないなどのトラブルになることもあります。

③思い立ったが吉日

仏壇を買う時期は、上記でもご紹介した四十九日が終わるまでというのが常識とされていますが、そもそも決まりごとはないので、いつ買っても大丈夫です。何かイベントごとがあった場合や初盆に合わせてなど、人によってもさまざまですが、共通しているのは「思い立ったが吉日」です。

昔は結婚して分家になった時期に仏壇を買うことも多かったですが、今はお参りしたいと思い立った時に買っても全然かまいません。今まで仏壇がなかった場合は、四十九日を目安にしても良いでしょうし、買い替えの場合は「ちょっと古くなったかな?」という感じで気楽に仏壇を買っても大丈夫です。

仏壇を買う際に必要なものは?

仏壇と一口に言っても、使われている素材や見た目にはかなり違いがありますし、仏壇は遺族に引き継がれていくものなので、買うにあたって必要なものをまず確認していきましょう。

部屋のサイズを確認

仏壇をせっかく買っても、「部屋に入らなかった」「スペースがギリギリすぎる」などの失敗はつきものです。そのため、まずは仏壇を置くスペースの縦、横、奥行きなどのサイズはしっかりと確認しておきましょう。

とくに気をつけたいのは、扉を開いた時のサイズです。部屋にピッタリだと思っていても、冷蔵庫などと同じように、扉を開いたときにどれくらいスペースがあるかもしっかりと測るのが大切です。仏壇のサイズ表記では、扉のサイズがわからないので、実物を見てサイズを測っておきましょう。

宗派の確認

仏壇を家に置く場合、家族が同じ宗派を信仰しているとは限りませんし、もしかしたら仏教以外の信者で、仏壇を家に置くことに抵抗を感じる可能性もあります。同じ仏壇でも、しまう経典が違ったり、決まった様式でないと受けいれられなかったりなどもあります。仏壇は家族に受け継がれるものなので、夫婦でお互いの宗派は確認しておきましょう。

仏壇の予算の目安

仏壇は高級な家具ですし、何台も必要なものではないので、予算を立てておかないと大変です。店がどれだけ信頼できても、一件だけ見て買うと予算オーバーの可能性もあります。また仏壇を買う時には、付属品の仏具なども必要になるので、その分も含めて予算は多めに算出しておきましょう。

仏壇は、安いものなら30万円くらいでも買えますが、高級なものになると数百万円するものもあります。高価な仏壇が良いとは言えないでしょうし、後で支払いにあえぐなら、家族にも引き継いでもらえなくなります。仏壇は一度買ったら、買い替えなどあまりないので、家族にとって良いものを選ぶようにしてください。

仏壇を買った後には「開眼供養」が必要?

仏壇を新調したり、買い替えたりする場合のどちらも、新しいご本尊を迎えるための「開眼供養」が必要です。宗派によって呼び方は違いますが「御魂入れ」「お性根入れ」「入仏式」「仏壇開き」などと呼ばれる儀式が必要です。

開眼供養をする際には、菩提寺の住職に来てもらい、読経をあげてもらわないといけません。読経をしてもらうことで初めて、本尊が尊仏にとなれるため、必要な儀式です。もし住職が来られないなら、自分で寺に行って読経をあげてもらいます。どちらにしても、開眼供養は必須の儀式なので、仏壇を買う際には忘れずに行ってください。

まとめ

仏壇を買う時期のポイントが伝わったでしょうか。仏壇を買う時期には決まりはありませんが、あえて他の人の気分を害さないためにも、一般的な時期を知っておいて損はありません。仏壇は一生に一度の買い物と言っても良いほど、高価な家具です。

もし自分で探すのが大変ということでしたら、プロのアドバイスも聞ける「仏壇のふるさわ」にぜひお越しください。あなたの家にぴったりの仏壇を探すお手伝いいたします。