仏壇を買うべきか迷った際に気を付ける4つのこと

供養する気持ちはあるものの、仏壇を購入するスペースがない…仏壇は高く購入しなくても良いのではないかと、買うべきかどうか迷っている方がいるのではないでしょうか。本記事では仏壇を買うべきか迷った時に、気を付けるべきポイントを４つ紹介します。これから仏壇の購入を検討している方は、参考にしてください。

どのタイミングで購入をするか

仏壇を購入するタイミングは、親族が亡くなった時や年忌法要など、差し迫った動機がある場合ではないでしょうか。たとえば生前前に仏壇を購入すると、新仏が出てしまうため縁起が良いと思えないと勘違いしている方も珍しくありません。

買うべきかどうかで迷った時は、「仏さま、家族の平和、心の豊かさを得るため」など心を平穏にする、家族を思うなど些細なきっかけのみで十分です。

タイミングが遅い、早いということはないので、「仏壇を買わなければいけない」と思った時に購入を前向きに検討するようにしましょう。

予算を検討する

仏壇を買うべきか迷った時には予算を検討することも大切です。一口に仏壇といっても、予算に大きな幅があります。

ひと昔前の仏壇は100万円以上するものが多く、高価なものでした。そのため先入観で買うべきかどうかで迷っている方もいるのではないでしょうか。実は最近の仏壇は100万円以下での制作が可能です。予算が足りずに躊躇している方もいるでしょう。10万円程度で扱える商品はもちろんのこと、4〜5万円程度で購入できる仏壇もあり、予算を設定して購入すると良いでしょう。

自宅のスペースによって配置を考える

自宅のスペースによってどのような仏壇を設置するのか考えておく必要があります。とくに買うべきか迷うのは、さまざまな種類が多く、どれが自分の自宅に最適かわからず決めかねてしまう場合です。

購入する前に、必ず置くスペースの採寸をして設置スペースを確保しましょう。横幅1メートル、高さ180センチ程度のスペースがあれば、どのような場所でも設置が可能です。仏間のある部屋をお持ちの方でも、仏間のスペースを確認したうえでお店に訪れるようにしてください。

一方で、仏壇を置くスペースを十分に確保できず、買うことをやめておこうかと考えている方もいるでしょう。仏壇が置けない場合は、タンスの上などにおける上置きタイプのものがあります。上置きタイプの仏壇を設置して、先祖様にお祈りを捧げましょう。

古くなったので買うべきかどうかで悩んでいる

すでにご自宅に仏壇がある家でも、仏壇の劣化が酷く新しく購入すべきかどうか悩んでいる方も珍しくありません。先祖代々から受け継いだものを、そのまま廃棄して新しいものに変えると罰当たりなのでは、と悩む方もいるでしょう。

しかし、古い仏壇はお寺でしっかりと焼却するので心配する必要はありません。「先祖様を供養する気持ち」があれば、どのような仏壇でも問題ありません。思い切って新しい仏壇に取り替えも良いでしょう。

一方で先祖代々から受け継いでいる仏壇を使い続けたいという方は、クリーニングやメンテナンスをすることで新品に限りなく近い状態に戻すことも可能です。

しかし、古い仏壇の中には購入した方が良いケースもあるので、一度専門家に見てもらいクリーニングをするべきか、それとも新しいものを購入した方が良いのかを検討するようにしましょう。

買うべきお店を悩んでいる

仏壇を購入したいと考えているものの、どの仏具店で買うべきかどうかで決めかねている方もいるでしょう。中にはお寺さんの紹介で仏具店を選んでいる方もいます。しかし、お寺さんの紹介する仏具店の中には、100万円以上もする仏壇をおすすめするケースがあり、注意が必要です。購入を検討する際は、極力自分の力で仏具店を探し購入を検討しましょう。

どの仏具店で購入しても問題ありませんが、少しでも安く購入を検討しているのであれば、地元密着の仏具店で相談をしてください。

地元密着の仏具店は、その地域の特性やお寺の特徴などを熟知しています。さらに、設置後のメンテナンスなど困った時に気軽に相談に乗ってもらえるため、極力地元の仏具店を選びましょう。不安な場合は直接お店に足を運び、相談をして自分の納得するお店を選ぶようにしてください。

仏壇を買わないと罰当たりなのか

親族が亡くなり、仏壇を購入したくても費用がなく困っている方もいるでしょう。そのような方の中には、仏壇がないので、亡くなった人に失礼ではないかと不安になっているかもしれません。もちろん、亡くなった方は寂しい思いをしているかもしれませんが、大切なことは亡くなった人のことを忘れないことです。

亡くなった人を供養するという思いがあれば、仏壇を急いで買う必要はありません。買うタイミングが訪れた時に自分の家に最適な仏壇を購入しましょう。

まとめ