仏壇の正しい選び方とは?仏壇の選び方について詳しくご紹介

仏壇の正しい選び方とは?仏壇の選び方について詳しくご紹介

仏壇は何度も買うものではありません。しかも突然必要になるため、よく分からずに、あわてて買ってしまうというケースも少なくないようです。先祖の供養のために、あわてて失敗しないような仏壇の正しい選び方をこの記事では紹介しています。

信頼できる店を見つける

仏壇を選ぶ際に一番大切なのは、その店が信頼できる店かどうかということです。仏壇はほぼ一生に一度の買い物になるので、失敗したからといって取り替えられません。そのため、アフターサービスや保証がしっかりとしていて、親身に相談に乗ってくれるような店を選ぶとよいでしょう。

逆に安さばかりを全面に出す店や、高いけれどきちんとその理由を説明できないような店もあるので、購入の際には、しっかりと話を聞いて納得したうえで仏壇を選ぶべきです。

仏壇の価値とレベル

細やかな細工が施され、専門の仏壇職人が手がける仏壇はまさに芸術品と言えます。そのため、仏壇にも当然ランクがあり、手頃なものから高額なものまで価格にも幅があります。素人ではなかなかその違いがわからないからこそ、ある程度の基礎知識を持っておくと、仏壇選びがスムーズになるでしょう。

金仏壇(きんぶつだん)

金仏壇は、艶やかな黒のうるし塗りで、さらに内側を金箔で装飾されているものです。黒と金のコントラストが美しく、まさに小さな寺院を思わせる壮麗さを漂わせています。金仏壇の場合、使用される金箔そして漆の量や品質、さらに細工の仕方によって値段が大きく変わってきます。また浄土真宗の場合、金仏壇を選ぶ傾向があるでしょう。

金仏壇の中には、飯山仏壇や金沢仏壇をはじめ、伝統工芸品として経済産業省から認定されているものもあり、それぞれの産地によって意匠に特色が表現されています。

唐木仏壇(からきぶつだん)

自然のもく目を生かした仏壇で、黒檀(こくたん)や紫檀(したん)そして鉄刀木(たがやさん)などの唐木が主に使用されています。これらの木材は、硬く綿密であるため、湿気の高い日本の気候でもその影響を受けにくく、長く変わらない姿を保ってくれるでしょう。

見た目にもワビ・サビを感じさせる質素なイメージを与え、ゴージャスな金の仏壇が苦手という方から宗派を問わず愛されています。

しかしながら金箔を使っていなくても、木目の美しい木材そして黒檀や紫檀は、非常に貴重で高級な木材ですから、一概に金仏壇より安価とは言えません。またうるしは高級な塗料なので、いわゆる普通品といわれる種類には、カシューという別の塗料が使われています。

宗派による違い

仏教といっても真言宗や浄土真宗などそれぞれに宗派があり、本尊に祀っている仏様がことなります。仏壇そのものでデザインや設計に大きな縛りはほとんどありません。しかし、たとえば真言宗では本尊は大日如来、浄土宗には阿弥陀如来など仏具や本尊が変わってくるため、事前に確認をしておく必要があります。

モダン様式と伝統様式

時代の流れと生活スタイルにあわせて仏壇にも新しいデザインが生まれています。家のインテリアとなじむようなシンプルでモダンなものから日本古来からか変わらない伝統的なものまで、希望に合わせて選べます。

選ぶポイントはその家庭が信仰や伝統を重視しているのか、それとも故人を偲ぶという気持ちが強いのかによって変わってくるでしょう。

宗派と伝統を重視する場合は伝統型仏壇を

家族代々、信仰心があつく、しきたりなどに厳しい場合は、宗派に沿った伝統的な仏壇を選ぶ方がよいでしょう。この場合は金仏壇や唐木仏壇になります。

家具調のモダン仏壇

宗派や信仰の強さを問わず、先祖や故人とのつながりを大切にする家庭で愛される仏壇です。おしゃれなヨーロッパ調やすっきりとしたノルウェー家具など、インテリアにこだわる家庭でも、しっくりと馴染んでくれるデザインです。柔らかな落ち着いたブラウンなど、仏壇を思わせない落ち着いたシンプルなデザインが特徴でしょう。

自宅のスペースにあわせた仏壇も

マンションなどで、広い一間仏間を用意できない場合、安置のためのスペースを作るのが大変です。うまく限られたスペースで安置できるコンパクトなサイズが半間用や上置き用の仏壇です。小型なので置き場所を気にせずに信仰を大切に守ることができます。

仏壇を置く場所がない場合には押入れを改造したり、最近では家具やサイドボードの上に置いたりするスタイルもあります。また安置場所が和室なのかそれとも洋室なのか、それにあわせて仏壇のデザインを選ぶと、違和感なく部屋の雰囲気に馴染んでくれるでしょう。

まとめ

仏壇の種類はさまざまで、伝統的な仏壇としては2種類あり、漆黒と金箔が厳かな金仏壇と落ち着いた唐木仏壇があります。宗派の違いなどによって、仏壇そのもののデザインが大きく変わるということはありませんが、本尊や揃える仏具などが変わってくるので、事前に確認して購入の際には店にあらかじめ使えておく方がよいでしょう。

さらに最近では日常生活や住環境にあうようなデザインそしてサイズのものが販売されているので、無理なく安心してご先祖に祈りを捧げられます。

「仏壇のふるさわ」では、雰囲気を選ばない現代仏具から伝統的な魅力にあふれる仏壇まで、バリエーション豊富に揃えています。また経験と知識の豊富なプロが対応いたしますので、ご不明な点などお気軽にお問い合わせください。